前回の記事でお話したように、場面緘黙症は気付きにくいことがあります。
今回は娘の場面緘黙症に気付いた理由についてお話したいと思います。
娘は赤ちゃんの頃から、人見知り、場所見知りが強い傾向がありました。
ただ、2歳ごろまでは慣れるとお話できていたので、それまでは単純に人見知りだったんだなと思っています。
場面緘黙症かも?と疑い始めたのは、3歳のころです。
幼稚園で喋らない
多くの親御さんが、幼稚園や学校で喋らないことを先生に指摘されて気付くことが多いのではないでしょうか。
みりいは、3歳前に幼稚園のプレ(2歳児クラス)に通い始めました。
最初は母子分離できるかと不安でしたが、数回で慣れてそれなりに楽しんでいるようでした。
しかし、喋ることはありませんでした。
話せていたお友達と話せなくなる
ただの人見知りであれば、慣れてくると話すようになりますよね。
みりいの場合は、話せていたお友達と徐々に話せなくなっていきました。
楽しく遊んだりはできるのに、言葉を発することはしませんでした。
ママやパパに耳打ちをする
話せなくても伝えたいことがたくさんあったみりい。
お友達や先生に本当はたくさんお話がしたくて、私に耳打ちをして、私を介して話すことが普通になっていきました。
ジェスチャーや筆談をする
幼稚園や習い事などで、私がいない時には、ジェスチャーや筆談で伝えようとしていました。
先生と筆談したい気持ちから、ひらがなを覚えるのが早かったように思います。
教えていなくても年少の頃には筆談で会話できていました。
話せなくてもコミュニケーションをとるのは大好きなんだなと思いました♪
緘動(かんどう)の症状が出る
みりいはダンスが大好きで3歳からダンス教室に通い出しました。
3歳でステージデビューを果たし、たくさんの人の前で堂々と踊っている姿に感動したのを覚えています!
その頃には、場面緘黙症の症状は出ていましたが、「話せなくてもダンスで自分を表現できてすごい!」と思っていました。
その後もステージでダンスをする機会が数回ありましたが、堂々と楽しんで踊っていました。
しかし、徐々に症状が悪化していき、ダンスのレッスンを見学するようになり、最終的には1年半で辞めてしまいました。
思うように身体が動かせなくなる緘動(かんどう)の症状が出ていたのだと思います。
まとめ
元々人見知りの傾向が強かったため、場面緘黙症かも?と思ってから確信に至るまでに少し時間がかかりました。
しかし、話せていたお友達と話せなくなっていったことで、場面緘黙症だと確信しました。
私自身が場面緘黙症の経験者だったため、「もしかしたら娘もそうかも?」と心の準備はできていましたが、多くの方が場面緘黙症をご存知ないと思います。
多くの方に場面緘黙症を知っていただき、理解のある方に寄り添ってもらえる環境が増えていくことが、場面緘黙症の当事者やご家族にとって1番の救いになると思います。
認知度を高めるために私も発信を続けていきます!