場面緘黙症と人見知りの違い

場面緘黙症について

赤ちゃんの頃から、人見知り場所見知りが強かった娘。

最初は、人見知りなのか?場面緘黙症なのか?判断がつきませんでした。

場面緘黙症はまだまだ認知度が低いので、場面緘黙症を知らない多くの方は、気付きにくいと思います。

今回は、場面緘黙症と人見知りの違いについてお話します。

人見知りとは何か?

人見知りとは、初対面や新しい環境において緊張や不安を感じ、他人とのコミュニケーションを避ける傾向のことを指します。一時的な状態であり、自然な発達段階であることもあります。

場面緘黙症とは?

場面緘黙症は、特定の状況や場面で話すことができなくなる精神的な障害です。緊張や不安から、言葉が詰まってしまい、会話が進められなくなることがあります。

人見知りと場面緘黙症の違いは?

1. 発現する症状の程度が異なる

  • 人見知り:一時的な状態であり、特定の状況や人との初対面において緊張や不安を感じる傾向がある。
  • 場面緘黙症:特定の状況や場面で話すことができなくなる精神的な障害であり、症状が持続的で重篤な場合がある。特定の場面で話すことができない状態が1ヶ月以上続いているかがポイントです。

2. 症状の持続性が異なる

  • 人見知り:一時的な状態であり、時間とともに改善されることが多い。
  • 場面緘黙症:持続的な症状であり、時間が経っても改善されにくい。むしろひどくなっていくこともあります。

3. 社会生活への影響が異なる

  • 人見知り:社会生活において一時的な不安を感じることがあるが、一般的に社交的な関係を築くことができる。
  • 場面緘黙症:社会生活において重大な影響を及ぼすことがあり、友人関係や学業、職場でのパフォーマンスに支障をきたすことがある。

まとめ

人見知りと場面緘黙症は、どちらも社会生活においてコミュニケーションに関する困難さを抱える傾向がありますが、その発現する症状や持続性、影響の程度に違いがあります。適切な理解と支援が重要です。

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